塗装工事における基本的な流れ(工程)について

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塗装の豆知識

2022/09/28

塗装工事における基本的な流れ(工程)について

普段、弊社の現場ブログにて、稼働中の現場の作業内容などをお届けしておりますが、今回は”塗装工事における基本的な流れ(工程)について”を改めて画像付きで、外壁塗装工事を例にして説明させていただきます。

基本的な塗装工事の流れ：例)外壁塗装

STEP１　足場仮設・飛散防止シート設置

まずは、今後の作業が安全かつスムーズに進めていけるように足場の仮設を行います。作業スペースをしっかりと確保し、足元を安定させることで安全な施工が出来ますし、作業に必要な材料や塗料缶を置けたり、刷毛やローラーの入れ替えなどもスムーズに行え、より効率的な作業につながる大切な工程になります。また、飛散防止シートを設置することで近隣へのご迷惑を最小限に出来るよう配慮させていただきます。

STEP２　高圧洗浄

続いては、塗装工事では当たり前のように目にする、高圧洗浄の工程になります。本格的な塗装工事に入る前の素地調整として必要な工程の一つであり、新しい塗料が塗装面にしっかりと付着することを目的としています。

長年蓄積された既存の汚れ・ホコリ・苔・古い塗膜などを丁寧に洗い流し、余分なものをしっかりと取り除いていきます。

STEP３　養生作業

続いては、養生の工程になります。施工中の塗料の飛散やはみ出しを防ぐため、主にビニール・マスキングテープ・ブルーシートなどを用いて、塗装しない箇所を丁寧に保護していきます。塗装する箇所としない箇所をしっかりと区別することで作業の効率を高めて施工をスムーズに進める事ができ、塗装の仕上がりにも影響してくるため、大切な下準備の一つになります。

STEP４　目地補修

撤去作業

プライマー塗布

充填作業

仕上げ

外壁塗装と一緒に施工することの多い目地部分は、主に上記の流れで作業を進めていきます。また、サイディングボードやパネルなどの目地部分に充填されたシーリング材は、常に伸縮や膨張・地震などのダメージを受けている外壁材の破損を防ぐ緩衝材の役割を果たしたり、ひび割れ(クラック)などの補修作業にも用いられます。

STEP５　下塗り（サーフ／シーラー）

本格的な塗装の工程に入る前の下準備が完了したら、いよいよ下塗りの工程に入っていきます。下塗りの工程は、外壁の凹凸を滑らかにしたり、外壁の保護や上塗り材との密着度を高める役割も担っています。この工程をおろそかにしてしまうと、下地と塗料の間に剥離が生じ劣化の原因になってしまう可能性もありますので、塗装工事の中でも特に大切な工程の一つになります。

STEP６　中塗り（トップ１回目）

下塗りが完了したら、中塗りの工程に入っていきます。中塗りは、トップの１回目になりますので、トップの２回目の上塗りの工程と区別するためにカラーを分けることもありますが、基本的には上塗り時と同じ塗料が使われることがほとんどです。また、この工程は下塗りで滑らかにした外壁の凹凸を更に滑らかにし、上塗りの塗料の補強をすることが主な役割になります。

STEP７　上塗り（トップ２回目）

最後は、上塗りの工程に入っていきます。トップの２回目の上塗りは、主に塗装の仕上げとして塗りムラを無くし、表面をコーティングして耐久性を高めるという役割を担っています。下塗り材には通常、色が着いておらずシーラー系などの透明やサーフ系などのホワイトカラーのものが多いため、この上塗りの塗料で色を出していくことになります。